お腹も満たされ部屋へ戻るとすさまじい眠気に襲われた
「パトラッシュ、お腹いっぱいだろう。
ぼくもいっぱいなんだ。なんだかとても眠いんだ・・・パトラッシュ」
そしてぼくは静かに目を閉じた・・・・らアカンでぇ!!
寝たら朝なってもうて共同浴場入られへんがな
上野動物園行ってパンダ見んと帰るようなもんや
ゲレンデ行ってカレーだけ食うて帰るようなもんや
牛丼屋行ってつゆだく肉無し言うてるようなもんや
そんなふうに気持ちを奮い立たせ
しっかり酔いを冷ましたのち、夜の温泉街へ出発した
共同浴場めぐり 小滝の湯 窪湯 竹の湯
湯宿温泉には4つの共同浴場があり
いずれも地元の人たちの施設である
そのため各共同浴場とも入口はオートロックで施錠されていて
専用の鍵がないと利用できない
ただ、外来者が利用できる16:00〜22:00までは地元の人のご厚意でドアが完全に閉まらないようにしてくれているので
この時間帯だけは外来者も鍵なしで入浴することができる
入浴料は各100円
ぼくは水分補給のドリンク代も含めた600円を握りしめ、共同浴場をめぐることにした
小滝の湯

もうひとつの顔【温泉ふえす】の呑みニスト 兼 宴会部長
文章や写真、動画などを駆使して温泉の魅力を国内外に発信しながら、オリジナルタオル「温泉ふえす」タオルを肩にぶら下げ、さまざまな出逢いを求めて 全国をまわる。