湯宿温泉  おまけ  ひとり旅 温泉めぐり4

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共同浴場をひと通りめぐったあと
薄暗い石畳にポツンと佇む自販機で150円のスポーツドリンクを購入した

時刻は22時すぎ
街灯にたかる虫の先にキレイな星が瞬いていた
他に何もない
いや、何もいらない

温泉とスポーツドリンク、そして静かな夜があればそれだけでいい
蚊に刺されたふとももをかきながら宿へと戻った

 

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酒と旅を愛した 歌人 若山牧水

 

翌朝

朝食を済ませたぼくに宿のご主人がコーヒーを淹れてくれた
受付の前にちょっとしたカウンターがあり
そこでコーヒーを飲みながらぼーっとしていると玄関付近に上へ続く階段があることに気付く
ぼくは何かに呼ばれるようにカメラを持ってその階段へと進んだ

上へ上がると八畳ほどの部屋があり、つい先ほどまで人がいたような雰囲気が漂っている

旅先で歌を詠み、紀行文を書いては生活の足しにしていた歌人 若山牧水
みなかみ紀行の旅の途中で体を休めた部屋だ

旅と酒を愛した牧水が37歳のとき
信州上田から上州へ横断の途中に立ち寄ったのがこのお宿
現在は宿泊こそ出来ないが、調度品や牧水の関係書籍が並び「牧水の間」として談話室になっている

奇しくもぼくも、旅と酒を愛するふえす野郎
そして当時この地を訪れた時は牧水と同じ37歳ぐらいだった

 

「私のひとり旅は わたしのこころの旅であり

                自然を見つめる一人旅でもある」  みなかみ紀行にて   牧水

                                 

当時、どんな景色を見てどんな人と出逢い何を思ひこの宿へと辿りついたのだろうか?
そして、今回ぼくが1人で宿泊できたのは牧水のおかげかもしれない
心の中で彼に感謝しながらチェックアウトの時間までシャッターを切った

 

「ゆじゅく 金田屋」の詳細情報

住所群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉608番地電話番号0278-64-0606泉質ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

施設名 「ゆじゅく 金田屋」
URL

http://www.yujuku-kanetaya.com/

 

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市販のガイドブックにも載っていない共同浴場
猿ヶ京温泉 「いこいの湯」

 

荷物をまとめ、お世話になったご主人にご挨拶して宿をあとにした
今回の温泉めぐりはこれでおしまい・・・
に、したかったのだが旅の締めくくりにもう一度温泉に入りたいと思ったぼくは
帰りとは逆方向のバスに乗り込んだ

むかったのは猿ヶ京温泉

三国街道沿いには6つの温泉が点在していて、これらを総称して猿ヶ京温泉郷という
その温泉郷の中で、バスで行けて比較的近いのが

猿ヶ京公衆浴場 「いこいの湯」

湯宿温泉からバスにゆられて猿ヶ京までおよそ30分
停留所から三国街道を少し歩き、脇道に入って数百メートル進んだ先にある

とても大きく立派な湯屋

脇から中へ入ると・・・誰もいない
どうやらここは無人みたいだ
券売機で入浴券を買って受付カウンター?のところにおいてある箱にチケットを入れる

誰もいないので買わずに入ることもできる
しかし、ふえす野郎は温泉に対して正直でいたい!
ということでちゃんと入浴券を買って入る

浴槽もとても広く、贅沢に温泉がかけ流されている

「はいはい、もうわかってますよ。どうせアツいんでしょう?
 何箇所も温泉めぐれば傾向ぐらいわかりますよ」

そう思い慎重にかけ湯をすると・・・ほらねっ、やっぱりアツい
しかも激アツやんけ!

ということで水を全開に出しての湯もみショーがここでも始まる
こうして2日目は、猿ヶ京温泉で少し遅めの朝風呂にありついたのだった

しかし、ここは無人だというのに休憩スペースがあって、そこには自販機や座布団までそろっている
地元の方にとってここはただのお風呂ではなく、コミュニティースペースでもあるのかもしれない
しっかりと管理され、大切にこの共同浴場をみんなで守っているのがすごく伝わってきた

そんないこいの湯で今回の温泉ふえすを締めくくった

 

「いこいの湯」の詳細情報

住所群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉346入浴時間10時~20時入浴料大人300円 子供(小学生)100円駐車場あり

施設名 「いこいの湯」
泉質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉

 

あとがき

 

群馬県の温泉と言えば・・・

言わずと知れた草津温泉や、混浴風呂で有名な法師温泉、露天風呂で有名な宝川温泉など
群馬を代表する温泉地が浮かぶが

湯宿温泉という小さな温泉街もぜひ行ってほしい

上記にあげた温泉地ほど派手さはないが、その土地でしか味わえない素朴な雰囲気とアツめの温泉
何もないからこそ見えてくる素晴らしさ
家族だろうが、友だち同士だろうが、そして1人だろうが変わらない温泉宿のおもてなし

それらを実際に味わうと、群馬を代表する温泉地にも負けない魅力が見えてくると思います

 

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もうひとつの顔【温泉ふえす】の呑みニスト 兼 宴会部長

文章や写真、動画などを駆使して温泉の魅力を国内外に発信しながら、オリジナルタオル「温泉ふえす」タオルを肩にぶら下げ、さまざまな出逢いを求めて                                                全国をまわる。

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