湯宿温泉   共同浴場めぐり  ひとり旅 温泉めぐり3

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お腹も満たされ部屋へ戻るとすさまじい眠気に襲われた

「パトラッシュ、お腹いっぱいだろう。

          ぼくもいっぱいなんだ。なんだかとても眠いんだ・・・パトラッシュ」

そしてぼくは静かに目を閉じた・・・・らアカンでぇ!!

寝たら朝なってもうて共同浴場入られへんがな

上野動物園行ってパンダ見んと帰るようなもんや
ゲレンデ行ってカレーだけ食うて帰るようなもんや
牛丼屋行ってつゆだく肉無し言うてるようなもんや

そんなふうに気持ちを奮い立たせ
しっかり酔いを冷ましたのち、夜の温泉街へ出発した

 

 共同浴場めぐり 小滝の湯 窪湯 竹の湯 

 

湯宿温泉には4つの共同浴場があり
いずれも地元の人たちの施設である

そのため各共同浴場とも入口はオートロックで施錠されていて
専用の鍵がないと利用できない
ただ、外来者が利用できる16:00〜22:00までは地元の人のご厚意でドアが完全に閉まらないようにしてくれているので
この時間帯だけは外来者も鍵なしで入浴することができる
入浴料は各100円

ぼくは水分補給のドリンク代も含めた600円を握りしめ、共同浴場をめぐることにした

 

小滝の湯

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脱衣所と一体になっている浴室は
2人入ればいっぱいの小さな浴槽があるだけでカランもない
これほどまでにシンプルな浴室は今まで見たことがない

湯口もない
窓もない
広いわけでもない

しかし湯宿温泉に来ないとこの雰囲気は味わえない
そこが魅力

そんなことを考えながらかけ湯をして入ろうとしたが・・・アツイ
湯宿温泉の温度はどこも高めのようだ

地域によっては温泉の成分が薄くなるので加水せず湯もみで温度調整をするところもあれば
そんなことお構いなしで加水するところもある
さて、ここはどっちだ・・・
などと迷っていると1人入ってきた
そして手を入れ浴槽の温度を確かめると、なんの躊躇もなく蛇口をひねり勢いよく水を出した

「アツイでしょ?水入れたらいいですよ」

明るくそう言うと地元の人らしきその男性は体を洗いはじめた
ぼくは適温になった浴槽に身を沈めながら
しばし地元の方との会話を楽しんだ

 

窪湯

ここは湯宿の共同浴場の中で最も大きい
脱衣所には洗面台
浴室には鏡や洗い場などがあり
先ほどの小滝の湯よりも設備は整っている

そしてここでも地元の方と一緒になる
お祭りの話しや、冬の時期の大変さなどを色々教えてくれた
こんな旅人にも気さくに話しかけてくれる湯宿の人たちをぼくは好きになりはじめていた

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小滝の湯 窪湯から少し離れた場所にある

竹の湯

ここも立派な湯屋
ただここは終始独泉だったので
これといったエピソードはなく静かに温泉を楽しんだ
ちなみに浴室はこんな感じ

 

湯宿温泉のジモセン? 松の湯

 

最後は竹の湯からは歩いてすぐのところにあるが
通りから細い路地に入っていかないといけないのでなかなか見つからない共同浴場

しかもネット情報では、ここは本当に地元の人しか来ない場所なので、
外来者の利用時間内であっても鍵がかかっている場合があり、
行ってみないとわからない・・・と書いてあった

そんなこと書かれたら行ってみたくなるのが温泉ふえす
地図を頼りになんとか見つけ出し、恐る恐る扉の鍵を確認する

 

松の湯

 

運よく鍵は開いていた
ただ明らかに他の3つの共同浴場とは雰囲気が違う
他は瓦屋根のしっかりとした建物に対して、ここは簡素なつくり
しかも鍵は南京錠と鎖

良い意味で期待を裏切ってくれる外観に内心ワクワクしていた
普通には終わらない湯宿での温泉めぐり
はやる気持ちを抑えながらゆっくり扉をスライドさせた

中をのぞくと80過ぎぐらいのおじいさんが脱衣所に立っていた

「入ってもいいですか?」

と声をかけると、おじいさんは屈託のない笑顔でぼくを迎え入れてくれた

ちょうど出るところだろうか、服を着ながらおじいさんはぼくに小さいクワガタを見せてくれた
近くで捕まえたというクワガタを、明日こどもたちに見せてあげるんだとか

季節は夏
ここら辺ではクワガタなどの昆虫が普通にいるんだなぁ
そんな事を思いながらおじいさんの話しに耳を傾け服を脱いでいく

そう言えば、ここに来て子供をあまり見かけなかった
数少ないこどもたちにクワガタを見せてあげようとするおじいさんがなんとも可愛いらしく見えた

そしておじいさんは屈託のない笑顔で石鹸ケースに先ほどまで使っていたであろう石鹸と一緒に
その小さいクワガタをしまい込み、満足そうに湯屋から出て行った

「クワガタが明日まで生きていますように」

ぼくは心の中でそう思いながら、ゆっくりと服を脱いだ

 

 

「湯宿温泉 共同浴場」の詳細情報

泉質ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉住所群馬県利根郡みなかみ町湯宿

施設名 「小滝の湯・窪湯・竹の湯・松の湯」
駐車場 なし
営業時間 いずれも16:00-22:00
入浴料 いずれも100円

 

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もうひとつの顔【温泉ふえす】の呑みニスト 兼 宴会部長

文章や写真、動画などを駆使して温泉の魅力を国内外に発信しながら、オリジナルタオル「温泉ふえす」タオルを肩にぶら下げ、さまざまな出逢いを求めて                                                全国をまわる。

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