長野県 野沢温泉 共同浴場 公衆浴場 温泉巡り②

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野沢温泉に来て

本格的に外湯めぐりを始めた僕がまず向ったのは

「河原湯」

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有名な大湯の前の道を少し下がったところにあり、温度は高めだと聞いた。
向かいにはコンビニもあり、風呂上りにはビールでも飲もう
そんな楽しみを見つけて、いざ河原湯へ

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お釈迦様か宮本武蔵か? 共同浴場に住む温泉仙人との戦い

中に入ると脱衣所と浴場が一緒になっており
震える手でパンツを脱いでいると、すでに入浴されている方と目が合った
軽く会釈するも、スッと視線を逸らし黙々と足をマッサージする仙人のような漢。
たぶん地元の方だろう

早速かけ湯をする
なるほど、肌にビリビリ痛みを感じるアツさだ
湯口に目をやると、ドバドバかけ流されているが水は一切出ていない
どうやらこの仙人は水で薄めず源泉をそのままストレートで楽しむナチュラリストのようだ。

郷に入っては郷に従え

のぞむところである
僕も仙人と同じスタイルで楽しむ事で距離を縮め、会話の一つでも出来れば来た甲斐があるってもんだ
気合いを入れゆっくり浴槽に沈む
つま先から太もも、腹部から背筋へと順番にビリビリと痛みを感じながらなんとか着湯。

ゆっくり息を吐き入浴してくるのを待つ
仙人はこちらには目もくれず、引き続き黙々とやせ細ったゴボウのような足をマッサージしている

少しでも動くと河原湯の熱さが襲い掛かってくる
僕は微動だにせずその時をジッと待つこと数分
全く入って来ない仙人にしびれを切らし一度目の脱湯

やるじゃないか
戦わずして相手を引き下がらせる
さすがと言っておこう
しかし、僕も数々の修羅場をくぐってきたつもりだ
この程度で帰るわけにはいかない

浴槽の淵に座り込みながら上がった息と気持ちをひとまず落ち着かせる
しかし仙人は川で野菜を洗うかのごとく、
きんぴらゴボウの様な足をマッサージし続けている。
ふてぶてしい

そして二度目の着湯
先ほどよりかは少しマシだが、それでもアツい
ビリビリと肌に突き刺す痛みに耐えながら仙人の入浴を誘い再び待つ

ここで仙人に動きが…
マッサージをしていた手を止め、こんどは小さい棒を口にくわえた
そう、歯磨きだ!

時刻は夕方4時過ぎ
このあと何も食べないの!?
そんな驚きとともに再び耐え切れず二度目の脱湯

釈迦の手のひらで踊らされる孫悟空のように
1人で出たり入ったりを繰り返させられる僕
仙人はいまだ湯に浸からず
このままで帰れるか!
最後の力をふり絞るため
もう一度、息と気持ちを整えた
そして渾身の着湯!

結論から書こう

結局、仙人は僕が入っているあいだ一度も湯に浸からなかった
歯磨きの後
反対の足をマッサージし始めた
ただただ、裸で自分の身体をマッサージするオジさんだったのだ

そんなナチュラリストなオジさんを横目にヘロヘロになりながら河原湯を後にした僕は
夜、また来よう
その時は自分のペースでのんびり入ろ

そんな事を思いながら向かいのコンビニでビールを買って喉を潤したのであった。

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つづく

谷本潤矢

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もうひとつの顔【温泉ふえす】の呑みニスト 兼 宴会部長

文章や写真、動画などを駆使して温泉の魅力を国内外に発信しながら、オリジナルタオル「温泉ふえす」タオルを肩にぶら下げ、さまざまな出逢いを求めて                                                全国をまわる。

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